年報 第15号 巻頭言

巻頭言



天文シミュレーションプロジェクト(Center for Computational Astrophysics, CfCA)は、2018年6月から現在の共同利用算機システムの運用を行っています。現システムの主力計算機は大規模並列計算機アテルイII(Cray XC50)で理論演算性能は3 Pflops です。現システムでは、また、重力多体問題専用計算機 GRAP-DR と GRAPE-9 の運用を継続し、計算サーバとファイルサーバの増強も行っています。さらに汎用 GPU システムの試験公開も始めています。


現システムの3年目にあたる2020年度も、この年報に見られるように、多くのユーザが CfCA の共同利用計算機システムを利用し、素晴らしい研究成果をあげたことを嬉しく思います。現在の共同利用にはまだ改善点がありますが、すべてのユーザにとって利用しやすく研究成果をあげやすい環境を提供すべく努力を続けていきたいと考えています。これからも CfCA の共同利用計算機による新たな研究成果を期待しています。

2021年 5月 25日

天文シミュレーションプロジェクト プロジェクト長 小久保英一郎

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